北野異人館街に佇むビーガンカフェ、喜雨。卵や乳製品などの動物性食品を一切使わず、同等の満足感と美味しさを提供するお店です。
素材本来の風味を活かした植物性食品だけでメニューを構成しています。
旬の野菜を用いて、毎月新たな風味と満足感を追求しているのも魅力的ですね。
健康志向が高まる現代において、喜雨の料理は新たな食事の形を示し、これまでの食事の概念を革新的に見直しています。
選び抜かれた食材のバランス、調理法、そして最終的な料理の組み合わせは、食事がただ単に満腹感を満たすものだけでなく、健康の維持、疾病の予防、さらには心地良い生活をサポートする考え方を強く反映しています。
これら全てが一つに統合された結果、喜雨の料理は新たな食の文化、食の理解を創り出しています。
そんな、喜雨の新メニューを楽しみに、再び店を訪れてみましたw
青空に映える「喜雨」
健康体の原点を創り出す聖地と言っても過言ではありません。
店内の雰囲気を一言で言えば「昭和の西洋文化」そのものです。
喜雨ごはん
¥2,200
まず最初に運ばれてくるのは、鮮やかな緑色に輝くサラダ。
その鮮やかな色彩は視覚からも楽しませてくれ、サラダが主役となるほどです。
さっぱりとした胡麻ドレッシングが野菜の味を引き立て、口いっぱいに広がるその風味は優しく芳醇。
まさに初夏の風を感じさせます。
一つ一つのオカズが独立した存在でありながら、他の食材と絶妙にバランスを取り合っていて、見ているだけでも楽しい気持ちにさせてくれます。それぞれの食材の特性を最大限に活かすための、喜雨ならではの工夫が感じられる一皿です。
ビーガンの食材だけでこんなにも豊かな味わいと表情を作り出せるということに改めて驚かされます。
メインは「オートミールの南蛮カツ」
オートミールはメンチカツのような食感を提供し、米粉のパリッとした衣がそれを包み込むことで、さらに満足感を増しています。
そして、「小さな冷製パスタ」
こちらの麺は米粉を使って作られており、グルテンフリーながらも素麺に近い食感を実現しています。
特に目を引くのは、トマトベースのスープ。その爽やかな酸味が麺によく絡み、さっぱりとした味わいが口の中に広がります。また、ツルッとした食感は、暑い時期に食べたい一品としてぴったりです。
これは、グルテンフリーの食材を使ってパスタのように楽しめるという、喜雨の創造力と技術の高さを改めて感じさせる一品です。
ドリンク&デザートセット
¥1,045
「本日のケーキ」の中からから1つ選び、それにアイスと米粉クッキーが付いた盛り合わせプレート。
VEGANチーズケーキ
見た目からして通常のチーズケーキと変わらない、とても美味しそうなチーズケーキです。
まず最初に感じるのはその驚くほど滑らかな口当たり。
動物性製品を一切使用していないにも関わらず、しっとりとした質感を保っています。一口食べると、その柔らかさが口の中で溶けていき、とろけるような甘さがじんわりと広がります。
その甘さはしつこくなく、上品で洗練された甘さです。後味もすっきりとしていて、食べ終わった後もさっぱりとした感じが口の中に残ります。それでいて、しっかりとした満足感が得られるのが魅力です。
レモンジンジャー hot
VEGAN CAFE 喜雨(きう)
神戸市中央区北野町2-10-18
090-6255-5807
火~日: 11:00~17:00
(料理L.O. 16:00 ドリンクL.O. 16:00)
定休日 月
VEGAN CAFE 喜雨 (オーガニック / 新神戸駅、三宮駅(神戸市営)、三ノ宮駅(JR))
昼総合点★★★★☆ 4.0