全体図
亜細亜万神殿
正覚院
ご本尊 愛染明王
愛染明王は大日如来の化身で憤怒の形相をしています。
やっぱり、見た目に迫力がありますね
顔が三つ
目も三つ
逆髪
赤い体
6本の腕
蓮華座に坐る
手には知恵の弓、方便の矢、五鈷鈴、五鈷杵、蓮の花を持っています。
主なご利益は「恋愛運向上・縁結び・家庭円満」
① 龍華橋
仁王門に行くための朱塗りの橋。
竜華橋と仁王門を、二つで一つのものだと思ってみると凄みが増します。
竜華橋の横にはもう一つ小さな橋があり池の中の祠には仏像が安置されています。
仁王門
敵が侵入してこないようにお寺を守っている金剛力士像はやっぱり迫力があります。
バッチバチに瞳孔が開いたまま睨みを利かせているし、今にもしばかれそうです。
門の前の道を左に行くと本坊へ
右に行くと須磨寺公園に行けます。
須磨寺公園は南側と北側に分かれていて北側の公園には水琴窟が設置されていますよ。
2 観音池 (カメの池)
壁面にはレリーフが施されています。
小さくて浅い池にたくさんのカメ、カメ、カメ
ここにもカメの集団が、あそこにも集団、あっちにも集団が・・・
あんまり多すぎるのも何ですね。
3 千手観世音
観音池(カメの池)の真ん中には千手観世音像
そして、仏像の後ろの壁面にもリレーフが施されています。
胸前で合掌する2本の手を除いた40本の手が、それぞれ25の世界を救うものであり、「25×40=1,000」であると説明されています。
千本の手は、どのような衆生をも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さを表しています。
千手観音像の足元にある台には手形と十句観音経が写されています。
その手形に自分の手を重ねると、「ちーん」と、お鈴(おりん)の音が鳴るので読経を開始します。
観世音 「かんぜーおん 」
南無仏 「なーむーぶつ」
余仏有因 「よーぶつ うーいん」
余仏有縁 「よーぶつ うーえん」
仏法僧縁 「ぶっぽうそーえん」
常楽我浄 「じょうらくがーじょう」
朝念観世音 「ちょーねんかんぜーおん」
暮念観世音 「ぼーねんかんぜーおん」
念念従心起 「ねんねんじゅうしんきー 」
念念不離心 「ねんねんふーりーしん」
もし、
窮地に追い込まれて八方ふさがりになったとしても自分の真上はふさがっていません。
十句観音経を心を込めて読むと、どんな窮地に立たされても自分の真上に千手観音様が現れて困難も打ち砕いてくれるといわれています。
4 阪神淡路大震災追悼碑
基壇を合わせて高さ3.3メートルの石造碑は、全日本仏教会の創立40周年記念事業の一環として、多くの震災犠牲者を追悼するために建てられたものです。
阪神・淡路大震災
1995年(平成7年)1月17日午前5時46分に発生
マグニチュードは7.3
死者 6,400人余り
避難者 約350,000人
家屋全壊 約100,000万戸
戦後最悪の極めて深刻な被害をもたらしました。
5 弘法岩五鈷水
仁王門をくぐると右側には手を清める為の手水処(ちょうずや)があり「五鈷水」と名付けられています。
そして、
そこにある大きな岩が「弘法岩」です。
弘法岩は住職が四国で探し出した岩で僧が座禅を組んでいるように見えます。
岩の真ん中に置かれているのは五鈷という名の仏具です。
あなたにも見えますか?
私には見えますよ。
僧が首元で五鈷をかざしている姿が。
この手水舎の水は須磨寺の裏山から湧き出た水が流れています。
須磨寺の近くには昔から無料で湧水が汲める場所があり、多くの地元住民や飲食店の人たちがポリタンクに湧き水を入れて原付カブで持ち帰っていました。
それと同じ水でしょうか。
因みに、その水汲み場からO157が検出されたのは地元では有名な話ですw
貞照寺
御本尊は不動明王
不動明王は、もともとはヒンズー教の三大神の一人である「シヴァ」とされていますが、大日如来の化身とも言われています。
また不動明王は五大明王の一人であり、五大明王の中心的な存在とされていおり、悪を絶ち仏道に導くことで救済する役目を担っていることから恐ろしい表情をしています。
日本には空海(弘法大師)が持ち込んだとされています。
- 煩悩退散
- 厄除開運
- 商売繁昌
- 修行者守護
- 健康長寿
十六羅漢石像・釈迦如来石像
こちらの石像は金子直吉氏が須磨一の谷の貞照寺に寄進したものですが、阪神・淡路大震災で本堂が全壊したので須磨寺に移したものです。
羅漢とは仏像修行の最高段階に進んだ人をさす敬称で、十六体あることから十六羅漢と呼ばれています。
近くで見るとみんな個性的な表情をしています。
蓮生院
須磨寺の3塔頭のひとつ。
蓮生院の名前の由来は、熊谷直実の法名「蓮生坊」に由来。
熊谷直実は須磨一の谷の合戦で自分があやめた平敦盛の為、浄土宗の開祖法然上人のもとで修行し諸国行脚の途中に須磨を訪れたといわれている。
大正五年、花火大会の飛火のため出火焼失
昭和九年不動明王を本尊として現在地に再建
平成7年に阪神淡路大震災で倒壊
平成18年に再建されました。
十三仏
十三仏とは故人へ追悼供養をする際のご本尊です。
二七日 釈迦如来
三七日 文殊菩薩
四七日 普賢菩薩
五七日 地蔵菩薩
六七日 弥勒菩薩
七七日 薬師如来
百ヶ日 観世音菩薩
一周忌 勢至菩薩
三回忌 阿弥陀如来
七回忌 阿閦如来
十三回忌 大日如来
三十三回忌 虚空蔵菩薩
死後44年をかけて13回の追悼供養を行います。
不動明王から始まり虚空蔵菩薩まで順番にご本尊が変わっていきます。
今までは追悼供養というと、お坊さんが家に来て単なる退屈なだけの法要だったのが、ほんの少し深堀するだけで法要の見え方がだいぶ違っきます。
自分の死後を想像して、3回忌のご本尊は阿弥陀如来、13回忌は大日如来だなと思いながら見ていくと面白いものです。
まるで仏フェスかのようです。
初七日 不動明王
三七日 文殊菩薩
五七日 地蔵菩薩
厄除大師
櫻寿院
阿弥陀如来をご本尊とし、右の脇侍に大日如来と浪切不動明王、左に弘法大師と秘鍵大師を祀っています。
源平の庭
宝物館
宝物館内に
7 小石人形舎が併設
ぶじかえる
なんと、目玉と首がまわる蛙です。
目がまわるほどビックリしたい人は目玉を、
借金で首がまわらない人は蛙の首をまわすと良いみたいです。
自分は人目を気にする性格なので近くに誰もいなくなってから目玉をグルグルぐるぐるとまわしました。
わらべ地蔵
左のお地蔵さんから
①「ナニ?ナニ?なんやてェー?」
みんなの願いごとに耳をかたむけて聞いてくださるお地蔵さま
②「フーム、サテ、どないしたらええのやろ?」
いっしょになって考えて下さるお地蔵さま
③「そうそう、やっぱり いっしょうけんめい拝んでみるこっちゃ」
いっしょに拝んでくださるお地蔵さま
④「ほら、ええお知恵をさずかった。この教えを宝ものにして 大切に守っていこう」
⑤ 「サー、見事、解決!」
バンザイ、バンザイ、Vサイン いっしょに喜んで下さるお地蔵さま
⑥「ヤレヤレ、一つかたずいた」
胸の荷をおろしてノビをするお地蔵さま 本当にご苦労さまでした。 合掌
⑤番の一緒に喜んで下さるお地蔵さまが一番好きですw
七福神まころに
亀の上にある球には七福神が描かれています。
その球をまわしながら拝みますw
亀の背中に乗っても構わないそうですが、七福神の上に乗るとバチが当たるそうですよ。
謎の白い牛
きょとんとした目をしています。
この牛さんの心の声が聴こえました。
「食べてすぐ寝たら牛になると言われていたが、まさか本当に牛になるとは思わなかった」