北野異人館街の高台にある洋館の1つで、急な坂を上ったところに山手八番館はあります。
うろこの家のすぐ側にあり、明治後期にサンセンさんの自邸として建てられた洋館です。
山手八番館はチューダー様式というものが採用されており窓のサイズが大きく数も多いのが特徴です。
チューダー様式のもう一つの特徴はハーフティンバーというもので漆喰の壁に柱などの骨組みを外側に露出させて色を付けています。
こちらの洋館は1階がレンガ造り、2階はハーフティンバーの骨組みのデザインがユニークな仕上がりになっています。
エントランスアプローチは床面にサイコロブロックが円形に埋め込まれており、石張りの小階段とアーチ状のエントランスがお洒落を演出します。
しかし、
そのエントランスの両サイドには怒り狂った顔の鬼と体に蛇を巻き付けた鬼が訪問者を待ち構えています。
ここから先は領域展開しているのか、今までの洋館とは違った予感さえします。
館内には彫刻の三大巨匠であるロダン、ブールデル、ベルナールの作品や仏像など美術工芸品が所狭しと展示されています。
ドン・キホーテとサンチョ・パンサのおじさんも1階と2階に見られます。
サンチョ・パンサのおじさんって
北斗の拳に出てくる“山のフドウ”のモデルでしょうか。
2階はアジアンテイストになっています。
迫力ある釈迦菩薩を拝むことができます。
隣の部屋では多くの仏像が鎮座しています。
出入口では仁王像が監視しています。
照明の下にはツタンカーメン
はにゃ~
至るところで予期せぬ登場人物が現れます。
それが山手8番館の魅力でもあります。
メディアに取り上げられ有名になったパワースポット
「サターンの椅子」
つるべさんと中居ちゃんの『ザ!世界仰天ニュース』で取り上げられると有名になり休日には順番待ちになるほど人気があります。
女性は向かって右側に、男性は左側に座ると願いが叶うといわれています。
あなたはどんな願いごとをしますか?
平日などで空いてる場合は男性、女性用と両方の椅子に座り、受付で“サターンの椅子”キーホルダーを購入して、うろこの家のポルチェリーノにまたがれば勝利の女神が微笑むどころか大爆笑するかもしれません。
パルプンテ神戸の推しは
東アフリカ、マコンデ族の木彫です。
主に《悪魔・人・病・獣》のテーマに沿って作られている感じです。
美術品は何をテーマにしているのか意味不明なものが多いのですがマテンガ族の木彫は、何をテーマにして制作しているか分かりやすいのが面白いところでもあります。
一つ一つが個性的で奇妙な表情をしています。
それが大量に並べられているので
飽きません。
使用されている木材は希少で高価なクロサイの木を使用しています。
無着色で綺麗な艶のある黒色をしていて光があたると鈍い反射をします。
クロサイの木で作ったこれらの彫刻はドッシリとした重厚感があります。
形や線はスマートな流線形でトゲトゲ感は全く感じられません
密度が高くこの素材で楽器を作れば音が吸収されにくく、きれいな音色が奏でられます。
また、硬くて丈夫なので仏壇や家具にも使われています。
マテンガ族の彫刻は、あのピカソや多くの芸術家たちに影響を与えたと言われていますが
同じくパルプンテ神戸もこの工芸品の影響を受けています。
木彫の組み合わせ次第で魔法陣ができそうです。
何が召喚されるのでしょうか
それとも、パラレルワールドの扉が開いてしまうのでしょうか。
癒しというよりワクワクさせてくれます。
ワクワクどころか興奮して発狂しそうな自分を抑え込みます。
理性を失いそうですが
まだ、正気を保っています。
ああ 素晴らしの一言です。
ところでムーの取材はもう来たのでしょか。
本当に楽しい館です。
住所 | 神戸市中央区北野町2丁目20-7 |
TEL | 0120-888581 |
時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 土日のみ営業 |
入館料 | 大人550円 小学生以下100円 幼児は無料 |