神戸市西区、〔国宝〕太山寺の付近を流れる伊川の岩壁に刻まれた不動明王。
くっきりと岩から浮かび上がったかのような磨崖仏(まがいぶつ)。
この磨崖仏は鎌倉時代後期に刻まれたとされ兵庫県下では最古なのにも関わらず劣化も少ない、じゅうぶん過ぎるほどの見応え。
花崗岩の平坦になった部分に、楕円形のくぼみが作られ、その中に像高175㎝の不動明王立像が刻まれています。
憤怒層の不動明王は迦楼羅円後輩(かるらえんこうはい)を背負い、両目は見開き、牙は向かって左が上、右が下を向きます。
お決まりの表情ですね。
大日如来の化身とされ、不動明王のこわい表情は極悪人の煩悩に対するものです。
右手に宝剣、左手に羂索(けんさく)を持ち、
頭上に花冠、左肩へ垂れる弁髪
眉渦を巻き、両目には点眼をいれ、剣や索を握る親指や手の平の表現もしっかりしている。
この像の数メートル下の水がたまる窪みが修行場となっていたため不動明王が刻まれたと考えられています。
現在では、この場で修行をすると通報されそうですw
旧道沿いにあるのでいつでも拝むことができます。
車は途中から通行できません。
ここから徒歩で約2分です。
説明書きの看板の対岸、約5メート下流の位置に不動明王が刻まれています。
太山寺 磨崖不動明王
神戸市西区伊川谷町前開224