1915年(大正4)にアボイさんの邸宅として建てられた歴史的伝統建造物です。
こちらの洋館は18~19世紀のイタリア・フィレンツェを中心とする家具・調度品・絵画・彫刻の数々が所狭しと飾られた装飾美術館になります。
この美術館で展示されている装飾品の数々は前代のオーナーがヨーロッパに何ヶ月も滞在して好きなものを集めて船で持ち帰られたものです。
ゴージャスな様式に憧れる方には気に入ってもらえるかと思います。
現在もオーナーが住まれている珍しい異人館です。
装飾美術館の一階、二階とオーナーが暮らしている別館の地下室が公開されています。
入館料の支払いを済ませるとメイド服のおばさんが、わざわざ小部屋から出てきて館内の説明をしてくれました。
こちらからの質問にも親切・丁寧に答えてくださり、まるでオーナーから招待された知人みたいな対応でした。
そういうシチュエーションなのでしょうか。
館内に入る前から気分が高揚してきてワクワクします。
展示品は、食堂を飾るイタリア人彫刻家ビクター・エモーヌの家具や暖炉。
絵画ではミレー、コロー、ルソー、ボナールらの作品。
ジャン・コクトーの自筆素描などの希少な一品も飾られています。
彫刻ではクローディオンやロダンの作品。
他にも年代物のランプや食器など多数展示されています。
なぜか、
「考えるな感じるんだ」
という言葉を思い出しました。
銀のフォークとナイフのセットです。柄には貝殻が使われ、銀には削り彫りが施されている超高級品です。
実物をみると圧倒されます。
こちらのキッチンではメイドさんが料理されてました。
器は飾りではなく使うもの。高級な器もお客様が来られた時に実際に使われるそうです。
こちらは、高級家具のオークション会場を思わせます。
ルイヴィトンのケースが山積みされています。
ベッドルームですね
パウダールーム。
プールサイドのテラスでカフェも営業しています。
プールの周りにも珍しい置物がたくさんあります。
土日にはこちらの地下室は貸し切りで営業するそうです。
パルプンテ神戸の推しは食堂の出入り口にある2つの人物像です。
ビビビッときました。
私が言うのもなんですが
「オーナーさん、いいもの買ってきましたね」
本当に素敵です。
どの角度から見ても様になってます。
住所 | 神戸市中央区北野町1-6-15 |
TEL | 078-271-3346 |
時間 | 10:00~17:00 |
定休日 |
火曜日
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入館料 | 700円 |