こちらの異人館は明治42年築の旧フデセック邸です。
フデセック医師の診療所兼邸宅で外国人の診察に謹まれていました。
コロニアル様式の建物は正面にポーチがつき、大きな窓やバルコニーなど見た目がお洒落で多くの日本人が憧れる洋館です。
上記のように異人館ではコロニアルというワードをよく耳にしますが植民地風という意味です。
敷地内に入ると英国の高級車ダイムラージャガーと西洋甲冑がお出迎え。
館内は17世紀のバロック時代から19世紀のビクトリア時代の格調高いアンティーク家具や調度品が展示されています。
自分には英国の血が混ざっているのか、どことなく懐かしいようなノスタルジーを感じます。
と、言いたいところですが実は島人の血しか流れていません。
英国館は2007年に館の建築100周年記念として「日本シャーロック・ホームズ・クラブ」の協力を得て可能な限り忠実にシャーロック・ホームズの部屋が再現されています。
てっきりシャーロック・ホームズがこの館に住んでいたことがあったのかと思いましたがシャーロック・ホームズはコナン君同様架空の人物です。
英国では
- プリンセスのダイアナ妃
- 物理学者のニュートン
- 作家のシェイクスピア
- ビートルズのジョン・レノン
- サッカー選手のベッカム
- コメディアンのチャップリン
などなどたくさんの有名人がいますが
とりあえずシャーロック・ホームズが英国館にピックアップされました。
おめでとうございます!
シャーロックホームズの熱狂的ファンのことをシャーロキアンというのですが、この人たちはさぞかし嬉しかったでしょうね。
平成生まれの子たちからすれば「そのおじさん、誰やねん」と、ツッコミたくなると思いますが
平成・令和を代表する探偵といえば名探偵コナン君
昭和だと探偵物語の薬師丸ひろ子と松田優作
明治ではシャーロックホームズという具合になります。
要するに、シャーロックおじさんは明治時代では1番知名度が高い名探偵ということです。
館内の入り口では名探偵のトレードマークであるマントと帽子が無料で貸し出されているのでコスプレを楽しみながら館内を見学し記念撮影をすることができます。
あなたも思い切ってコスプレを楽しんでみませんか?
名探偵シャーロックホームズの気分が味わえますよ
「ん~、これは事件の匂いがしますね~」なんてね
小説内で愛用されていた7つ道具
奥で座っているのがシャーロック・ホームズで、もう一人のおじさんは同居人であり相棒のワトスン医師
お庭に行くとロミオとジュリエットを連想させるようなコロニアル様式のバルコニーがお洒落を演出します。
こちらの洋風庭園に咲いているバラは全て恋愛に関係します。
その中に英国館の為だけに作られた英国館にしかない「道しるべ」という名のバラがあり北野異人館に来た日が、その人にとって人生の道しるべの日となりますようにという想いが込めれれています。
お庭に植えられている樹齢100年の銀杏の木は男女が抱擁する姿に似ていることから「告白の木」と呼ばれています。
北野異人館の中では英国館が最も洋風庭園を楽しんでいただけると思います。
他にもシャーロック・ホームズ生誕160周年を記念するブロンズ像や模擬「ベーカーストリート駅」など遊び心いっぱいの撮影ポイントがあります。
英国館は17時に閉館しますが17時以降は、ENGLISH PUB『KING of KINGS』がオープンします。
なんと、英国館の1階がパブとしてお酒を楽しめる場になります。
まるで隠れ家的な存在です。
優雅に英国貴族の気分を味わいながら、ちょっぴり気取ってみませんか?
見るからに重圧感がエグ過ぎるバーカウンターは世界三大銘木のマホガニーの木を使用しています。
マホガニー材が素晴らしい要因は美しい縞模様と艶です。
訪れた際にはバーカウンターの木材にも目を凝らして見てください。
より一層お部屋の雰囲気がエモく感じるかと思います。
パルプンテ神戸の事務所にもマホガニー材で作られたマッサージ器具(骨盤職人)がありますが、置いてるだけで部屋雰囲気がお洒落に感じます。
そんなマホガニー材をバーカウンターに使うなんて何とも贅沢です。
お酒の種類も豊富でシャーロックホームズに因んだカクテルも用意されています。
そして、
実際に昼間に展示されていたテーブルやソファーを使用してお酒を楽しめます。
このような場所にいると、こちらも自然と紳士的な振る舞いになってきます。
酔って上機嫌になっても、らりらふぃ~に変貌する人はいません。
『KING of KINGS』はパブなので基本的にはお酒が飲める社交場です。
分かり易く説明するとドラクエの酒場です。
旅人が集まって情報交換などをします。
バーテンダーさんに、さりげなく自己紹介しておくと良いことがあるかもしれません。
この周辺は夜になるとへんぴになってしまいますが深夜1時まで営業しているのでお酒に浸ることができます。
蝋人形にされることはないので安心して楽しめます。
また、この北野は警察など自治体が厳重に治安を守っている地域なので不審者に出会う可能性は極めて低いと思います。
毎度同じようなことを言いますがパルプンテ神戸と英国館は一切の関係はありません。
住所 | 神戸市中央区北野町2丁目3-16 |
TEL | 0120-888-581 |
時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | |
入館料 | 750円 小学生100円 |